凶器注目効果
凶器注目効果(きゅうきざんぼうこうこうか)とは、犯罪現場で凶器を持った犯人を見た目撃者が、凶器に注意を奪われ、犯人の顔や身なりなどの詳細な情報を覚えにくくなる現象です。
この現象は、1977年にアメリカの心理学者、Elizabeth Loftusによって初めて報告されました。Loftusは、被験者を2つのグループに分け、それぞれに異なる映像を見せました。1つのグループには、銃を持った強盗の映像を見せ、もう1つのグループには、銃を持たない強盗の映像を見せました。その後、被験者に強盗の顔や身なりを思い出してもらったところ、銃を持った強盗の映像を見た被験者の方が、銃を持たない強盗の映像を見た被験者よりも、強盗の顔や身なりを覚えていないことがわかりました。
凶器注目効果は、犯罪捜査において重要な意味を持っています。目撃者の証言は、犯人を特定する上で重要な手がかりとなりますが、凶器注目効果によって、目撃者の証言が不正確になる可能性があります。そのため、警察は、目撃者から証言を得る際には、凶器注目効果に注意する必要があります。
凶器注目効果を防ぐためには、次のような方法があります。
* 目撃者に、凶器の注意を払わせないこと。
* 目撃者に、犯人の顔や身なりをよく観察してもらうこと。
* 目撃者に、犯人の顔や身なりを絵やスケッチで描いてもらうこと。
* 目撃者に、犯人の顔や身なりを記憶してもらうこと。
凶器注目効果は、犯罪捜査において重要な問題の一つです。警察は、凶器注目効果を理解し、対策を講じることで、より正確な目撃証言を得ることができるようになります。
参考URL: