新近性効果
新近性効果(しんきんせいこうか、英: recency effect)は、心理学でいう系列位置効果のひとつで、順番に羅列されたもののうち中間のものよりも最後のものを思い出しやすい傾向のこと。新近効果、リーセンシー効果、終末効果とも表現される。系列の最初の方を思い出しやすい「初頭効果」(primacy effect)と対比される概念。
新近性効果は、1920年にアメリカの心理学者であるハーバート・シルバーが提唱した。シルバーは、被験者に対して一連の数字を記憶させ、その後に数字を思い出させるという実験を行った。その結果、被験者は、最初に提示された数字よりも最後に提示された数字をより多く思い出すことができることが明らかになった。
新近性効果は、いくつかの要因によって生じると考えられている。ひとつは、記憶の保存期間が短いことが挙げられる。人間の記憶は、時間の経過とともに徐々に忘れ去られていく。そのため、最初に提示された数字は、時間の経過とともに忘れ去られやすく、最後に提示された数字は、時間の経過とともに忘れ去られにくい。
もうひとつの要因は、注意の偏りが挙げられる。人間は、最初に提示された情報や最後に提示された情報に注意を集中する傾向がある。そのため、最初に提示された数字や最後に提示された数字は、より記憶に残りやすくなる。
新近性効果は、私たちの日常生活において、さまざまな場面で影響を与えている。たとえば、面接試験において、面接官は、最初に話した内容や最後に話した内容をより記憶に残す傾向がある。そのため、面接官に良い印象を与えるためには、最初に話した内容と最後に話した内容を特に注意して話すことが重要である。
また、新近性効果は、マーケティングにおいても重要な概念である。たとえば、商品の広告において、最初に商品の特徴やメリットを述べた後、最後に商品の価格を述べると、商品の価格をより記憶に残すことができるだろう。
新近性効果は、私たちの日常生活において、さまざまな場面で影響を与えている。この効果を理解することで、私たちはより効果的にコミュニケーションをとったり、マーケティングを行うことができるだろう。
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